武蔵小山から徒歩10分。品川荏原どうぶつ病院です。

今回は椎間板ヘルニアの話。

椎間板ヘルニアにはハンセン1型と2型があります。背骨の骨と骨の間にある円盤状の線維輪を椎間板と呼びます。椎間板の中には軟らかいゼリー状の髄核があり衝撃吸収の役目をしています。ダックス、コーギー、シーズーなどはもともと犬種的に椎間板の成長異常がおこると言われています。そのため、比較的若齢で椎間板の髄核がゼリー状から硬い衝撃吸収できないものへと変性が起こるため、何かの拍子に椎間板の髄核が脊髄神経の方に突出します。それにより後躯麻痺などがおこります。

麻痺まで起こらない軽度の症状の場合は薬で治療しますが、MRI検査にて重度の脊髄神経圧迫の場合は外科的に神経を押しつぶしている、椎間板物質を取り除きます。
神経線維は再生能力がないため、発症後神経が死んでしまうと、外科的に手術しても麻痺の改善はおこりませんが、手術により神経の圧迫がとれることにより、再び歩行可能になる場合もあります。

発症後いかにはやく神経の圧迫を取り除くかは重要な要素の一つです。発症時に神経の深部まで圧迫、損傷が行ってしまっている場合は、迅速な手術を行なっても麻痺なる可能性が高いですが、手術を行なってみないと、結果がどうでるかはわからない場合もあります

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