月別アーカイブ: 2016年7月

梅雨の時期

気温が高く湿度があがってくるこの季節は、耳や皮膚のトラブルが起きやすい時期なんです。

 

ワンちゃんの身体は被毛に覆われているため、菌が繁殖し皮膚疾患を引き起こしやすい状態にあります。

雨の日やシャンプー後はタオルだけでなくドライヤーでしっかり乾かしてあげる事が大事です。

指の間や脇の下などは見落としがちなので気をつけましょう。

 

image

 

 

また、この時期は熱中症にも注意が必要です。

お留守番中の温度管理や水分の確保、散歩の時の気温や地面の温度など気をつけてあげてください。

 

ワンちゃんは人間より暑さに弱いので、しっかり熱中症対策してあげましょう!

 

 

 

 

image    image

 

 

 

 

 

 

 

Pocket

毛球症

 

こんにちは。今回は症例の紹介をしたいと思います。

3日前から十何回吐いてごはんを食べないとのことで来院されました、6歳の日本猫です。

image

 

造影検査を行いました。

 

こちらは造影剤を飲ませてすぐのレントゲン写真です。

image

胃の部分が白く造影されています。

 

さらに20分後のレントゲン写真です。

image

造影剤は小腸まできました。

 

さらに20分後造影剤は大腸にきました。

image

その後さらに1時間後、2時間後、、、とレントゲンを撮りましたが、

image

造影剤は大腸部分でとどまり動きません。

3日間ご飯を食べていないので、便は溜まっていないはず、、

 

次の日に撮影したものです。

image

 

造影されているものが排泄されるまで様子を見ることになりました。

 

そして2日後の朝です。

image

 

造影剤を含んだ毛球が排泄されました。

 

グルーミングによって体内に取り込まれた体毛は通常、糞便として排泄されるか嘔吐によって吐き出されます。

しかし、今回の例のように消化管内で塊となり停滞してしまうことがあります。これを毛球症といいます。

今回は無事便として排泄されましたが、内視鏡や外科的に切開して毛球の塊を取り除く必要がある場合もあります。

image

 

内視鏡で毛球を取っている様子です。

image

 

こちらは開腹手術により毛玉を取り出している様子です。

 

 

 

停滞した毛球をほっとくと腸閉塞やごく稀に腸管穿孔を引き起こすこともあります。

毛球症は皮膚の痒み、ストレスや不安による過剰なグルーミングの結果として引き起こされると考えられています。

また、消化管の運動障害によっても引き起こされるため消化器疾患がないかどうかの検討を行う必要もあります。

 

予防としては、ブラッシングやシャンプーなどを行い、グルーミングで大量の毛を体内に取り込むことを防ぐこと、食物繊維を多く含む食事療法を行い腸の動きを良くし、便を排泄しやすくすること、そしてストレスを解消させるために、飼い主様と猫ちゃんが十分なコミュニケーションを取ることが重要です。

最近毛球を吐かない、グルーミングが増えたかも?など、シャンプーや療法食のご相談もお受けします!

心配事がありましたらお気軽に病院スタッフまでご相談下さい!

 

 

Pocket