月別アーカイブ: 2014年11月

椎間板ヘルニア

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M ダックス 椎間板ヘルニア 6歳 段差を上がらなくなったを主訴に来院

後肢反射が低下 椎間板ヘルニアが考えられるため、MRI撮影を行いました。

胸椎13番目と腰椎1番目に椎間板物質の突出が認められ、脊髄神経(黄色い矢印:薄い灰色)の圧迫が認められました。脊髄神経の周りの白い部分は髄液です。椎間板物質の突出しているとこは髄液が遮断されるため一部白い部分がなくなってるのがわかります。左が頭右が尾側です。

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右側片側椎弓切除術を行いました。椎体の一部を整形外科のドリルで穴をあけ、脊髄神経を圧迫している部分を取り除きました。

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これが椎間板物質です。こんな小さな軟らかい物質が神経を圧迫するだけで歩けなくなってしまいます。MRIで神経の状態、また神経の腫瘍によって後肢麻痺がおこってないか確認して手術を行います。

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元気に歩けるようになりました。

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睾丸 肥満細胞腫

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睾丸に腫瘍ができ陰嚢と精巣を摘出しました。

病理組織学的検査:皮ふ肥満細胞腫 グレードⅡ/高グレード 陰嚢皮膚黒色結節:毛細血管腫

肥満細胞腫はグレードⅠ、グレードⅡ、グレードⅢに分類されます、グレードⅢが一番悪性度が高く、悪性度が高い→転移しやすい、周りに浸潤しやすい、切除ごすぐ再発する、わかりやすく言えばこういった感じです。

会陰部(睾丸のあるあたり、雌なら陰部)、爪などにできる悪性腫瘍は悪い病態を取ることが多いため、注意しなくてはなりません。肥満細胞腫は、局所で再発がおこらなくても脾臓などに隠れて転移することがありますので、術後も経過観察が必要になります。グレードⅠは完全切除し、再発がない場合もあります。

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脾臓 腫瘤

食欲低下を主訴に来院された患者様です。

ラブラドール 12歳 未去勢オス

貧血PCV36% 炎症を示す値:CRP >7.0(一番高い値です)

超音波画像検査にて脾臓の一部が一部厚みをおびてました。

腹腔内出血は認められませんでした。

前立腺肥大も認められたため、去勢および試験的開腹を行いました。

病理組織学的評価

脾臓の腫脹部:脾臓内の出血巣

左右精巣:セミノーマ 、ライディヒ細胞腫

今回、脾臓は腫瘍性変化は認められなく、脾臓内の出血による、貧血、CRPの上昇でした。ゴールデン、ラブラドールなどの犬種は脾臓の腫瘍が多いのである程度の年齢で一度検査をおすすめします。また、去勢をされていないワンちゃんをたまに見かけますが高齢になると精巣の腫瘍、前立腺肥大、前立腺肥大による前立腺への細菌感染、その他会陰ヘルニアなど色々な病気がおこりますので、去勢も7カ月齢ぐらいで行うことを当院の患者さまにはおすすめしています。大事な私たちの家族です、防げる病気は防ぎたいですよね。Exif_JPEG_PICTUREExif_JPEG_PICTUREExif_JPEG_PICTURE

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